2022.08.18 電解水コラム

電解水の歴史・歩み

強酸性電解水

1987年に強酸性電解水生成装置が誕生、優れた殺菌・消毒剤として広く用いられるようになった。強い殺菌力を持つことが特徴である。

強酸性電解水は厚生労働省によって、生成装置とのセットで1996年に手術者及び介助者の手指消毒、1997年に消化管内視鏡洗浄消毒、2002年に次亜塩素酸水として食品添加物に認可された。日本で食品に使用する場合は、最終食品の完成前に除去することと厚生省告示により定められている

酸性電解水の公的許認可の取得状況

  • <医療分野>厚生労働省「強酸性電解水」 pH2.7以下

1996年 電解水生成装置を手指洗浄用に医療認可

1997年 電解水生成装置を内視鏡洗浄用に医療認可

  • <食品分野>厚生労働省「次亜塩素酸水」pH2.7以下

2002年06月10日 食品添加物指定(官報 第3378号 厚生労働省告示 第212号)

2012年04月26日 食品添加物改正(pH領域の拡大ほか)(官報 号外第96号 厚生労働省告示 第345号)

2012年05月18日 大量調理施設衛生管理マニュアル改正(食安発0518第1号)

2013年12月13日 漬物の衛生規範の改正(食安監発1213第2号)

2014年04月24日 生食用鮮魚介類、生食用かき及び冷凍食品(生食用冷凍鮮魚介類に限る)、容器包装詰加圧加熱殺菌食品への使用(食安発0424第1号)

  • <農業分野>農林水産省「電解次亜塩素酸水」

2006年10月27日 有機加工食品の日本農林規格の改正(農林水産省告示 第1464号)

2012年03月28日 有機農産物の日本農林規格の改正(農林水産省告示 第833号)

2014年03月28日 特定農薬(特定防除資材)への指定(官報 号外第68号 農林水産省環境省告示 第2号)

強酸性電解水の特徴

pH2.7以下の強酸性電解水(強酸性次亜塩素酸水)は、高い抗菌・抗ウイルス活性を持っている。

強酸性電解水(強酸性次亜塩素酸水)は、医療現場での手指や機器の消毒、調理の現場での殺菌洗浄などに活用されている。

電解次亜塩素酸水(強酸性電解水)が有機JASの特定農薬としても使用可能になりました。

これにより、圃場で栽培している作物に殺菌剤として使用しても、有機認証の取得が可能となりました。